相続税とインフレの関係を知っていますか?
― 物価が上がる時代に「何もしない相続」が一番損をする理由 ―
こんにちは。
新宿区・千代田区・文京区を中心に相続相談を行っております、
新宿・千代田相続相談センター
相続診断士・プライベートコンサルタントの乾 浩一です。
突然ですが、ひとつ質問です。
「インフレ(物価上昇)と相続税に、関係があると思いますか?」
多くの方は、
「物価の話と相続税は、別の話では?」
と思われるかもしれません。
しかし実は、
インフレは、相続税に大きな影響を与える要因のひとつです。
特に、
- 親御さんが80代
- 都内に自宅がある
- さらに都内に不動産を複数所有
- 金融資産もある程度保有している
このようなご家庭では、
インフレを理解せずに相続を迎えることが、
思わぬ「損」につながる可能性があります。
今日は、
「相続税とインフレの関係」について、
相続の専門家の立場から、
できるだけやさしく、丁寧にお話しします。
そもそも「インフレ」とは何でしょうか?
まずは、基本から確認しましょう。
インフレとは?
インフレ(インフレーション)とは、
物価が継続的に上がり、お金の価値が下がっていく状態
のことです。
例えば、
- 昔は100円で買えたものが
- 今は120円、150円になる
このような状態が続くのが、インフレです。
最近では、
- 食料品
- 光熱費
- 医療費
- 介護費
など、
身の回りのあらゆるものが値上がりしています。
「インフレ」と「相続税」は、なぜ関係があるのか?
ここからが、今日の本題です。
相続税は、
財産の「評価額」をもとに計算
されます。
そして、この評価額は、
インフレの影響を強く受けるのです。
インフレが相続税に与える影響①
不動産の評価額が上がりやすい
インフレの時代に、
もっとも影響を受けやすい資産は何だと思いますか?
それは、
不動産です。
特に、
- 新宿区
- 千代田区
- 文京区
といった都心エリアでは、
- 地価の上昇
- 建築コストの上昇
により、
不動産の価値が上がりやすい傾向があります。
「昔買った家だから安い」は通用しない
相続相談で、よく聞く言葉があります。
「この家、ずいぶん昔に買ったものなので、
そんなに価値はないと思います」
しかし実際には、
- 購入時:3,000万円
- 現在の評価:6,000万円〜8,000万円
というケースも、
都内では決して珍しくありません。
インフレが進むと、
不動産の評価額が上がり、
結果として相続税も増えやすくなるのです。
インフレが相続税に与える影響②
基礎控除は増えない
ここで、とても重要なポイントがあります。
相続税には、
3,000万円+600万円×法定相続人の数
という、
基礎控除があります。
しかし、この基礎控除は、
- 物価が上がっても
- インフレが進んでも
自動的には増えません。
つまり、
財産の価値だけが上がり、
控除額はそのまま
という状態が起こります。
これが、
インフレ時代に相続税が重くなりやすい理由です。
インフレが相続税に与える影響③
現金の価値は下がる
インフレでは、
- 物価が上がる
- お金の価値が下がる
という現象が起こります。
現金を多く持っていると、
「額面は同じでも、
実際に使える価値は下がる」
ということになります。
しかし、
相続税は額面ベースで計算されます。
つまり、
- 現金の実質価値は下がっている
- それでも相続税は同じようにかかる
という、
見えにくい損が生まれます。
インフレ時代の相続で起こりやすい「勘違い」
ここで、よくある勘違いを整理しておきましょう。
勘違い①
「物価が上がっているから、相続税も何とかなる」
→ なりません。
相続税は、
景気や家計状況を考慮してくれません。
勘違い②
「不動産があるから安心」
→ むしろ注意が必要です。
不動産は、
- 評価が上がりやすい
- 分けにくい
- 納税資金を生みにくい
という特徴があります。
勘違い③
「その時に考えればいい」
→ インフレ時代では遅いことが多いです。
インフレが進むほど、
- 対策に時間がかかる
- 選択肢が減る
という傾向があります。
インフレ時代に「何もしない相続」が一番危険な理由
今回の対象プロファイルのように、
- 親が80代
- 不動産が複数ある
- 相続税が高額になりそう
- でも、何から始めていいかわからない
このような方が、
一番陥りやすいのが「様子見」です。
しかし、インフレ時代では、
- 時間が経つほど
- 財産評価が上がり
- 税負担が重くなる
という可能性があります。
インフレ時代の相続対策で大切な考え方
ここからは、
「では、どう考えればいいのか?」
というお話です。
ポイント①
早めに「全体像」を把握する
まず大切なのは、
- 今、どんな財産があるのか
- 相続税はどのくらいかかりそうか
を、
一度きちんと整理することです。
「知らない不安」が、
一番大きなストレスになります。
ポイント②
インフレに強い・弱い資産を知る
すべての資産が、
インフレに同じように影響を受けるわけではありません。
- 不動産
- 現金
- 保険
- 金融資産
それぞれの特徴を理解したうえで、
バランスを考えることが大切です。
ポイント③
相続税だけでなく「生活」を守る
相続対策は、
税金を減らすためだけのもの
ではありません。
- 親の老後資金
- 医療・介護費
- 家族の安心
これらを守ることが、
何よりも優先されるべきです。
インフレ時代の相続対策は「専門家選び」が重要
インフレが続く時代では、
- 情報が複雑
- 判断が難しい
という特徴があります。
ネットの情報だけで判断すると、
- 偏った対策
- 自分に合わない方法
を選んでしまうリスクも高まります。
私(乾浩一)が相続相談で大切にしていること
私は、相続診断士・プライベートコンサルタントとして、
- 難しい言葉を使わない
- 不安を煽りすぎない
- でも、現実はきちんと伝える
ことを大切にしています。
インフレ時代だからこそ、
落ち着いて、正しく判断することが重要です。
個別相談では、こんなお話をしています
個別相談では、
- インフレが相続税に与える影響
- 今後、注意すべきポイント
- 今すぐやるべきこと
- まだやらなくていいこと
を、
一つずつ整理してお伝えしています。
「不安を安心に変える」
それが、相談の目的です。
最後に|インフレは「静かに相続を難しくする」
インフレは、
- 毎日少しずつ
- 静かに
相続の環境を変えていきます。
気づいたときには、
「もっと早く相談しておけばよかった」
と感じる方も、少なくありません。
相続対策は、早めの一歩が安心につながります
もし、
- 相続税とインフレの関係が気になった
- うちの場合はどう影響するのか知りたい
- 今から何を考えておけばいいか聞きたい
そう感じていらっしゃるなら、
ぜひ一度、個別相談をご利用ください。
新宿・千代田相続相談センター
(高橋彰税理士事務所内/麹町駅徒歩1分・半蔵門駅徒歩5分)
相続診断士・プライベートコンサルタント
乾 浩一
👉 【相続の個別相談はこちらから】



