相続はいつから準備すべき?50代から始める相続対策の基本

こんにちは。新宿区・千代田区・文京区を中心に相続相談を行っております、
相続診断士・プライベートコンサルタントの乾浩一です。

このブログをご覧になっているあなたは、もしかすると次のように感じていらっしゃるかもしれません。

  • 「相続はまだ先の話だと思っている」
  • 「親は高齢だけれど、今は元気に暮らしている」
  • 「相続対策が必要なのはわかるけれど、何をすればいいのかわからない」
  • 「誰に相談すればいいのかも正直よくわからない」

こうしたお気持ちは、とても自然なものです。
実際に、私のもとへ相談に来られる多くの方が、最初は同じような思いを抱えています。

ですが、はっきりとお伝えできることがあります。

相続対策は、「何か起きてから」では遅いケースが非常に多い
ということです。

今日は、
「相続はいつから準備すべきなのか」
「なぜ50代から考える必要があるのか」
そして
「生前の相続対策をしないと、どんな損が起こるのか」

これらを、相続の知識がまったくない方にもわかるよう、
専門用語を極力使わず、やさしく丁寧にお話ししていきます。


「相続はまだ先」と思ってしまう理由

相続について考えることを、つい後回しにしてしまう理由として、よく聞くのが次のような言葉です。

  • 「縁起でもない話はしたくない」
  • 「親に失礼な気がする」
  • 「今は元気だから大丈夫」
  • 「その時が来たら考えればいい」

特に、新宿区・千代田区・文京区といった都心部にお住まいの方は、
日々の生活が忙しく、相続のことをじっくり考える時間が取れない、という方も多いのではないでしょうか。

しかし、相続は突然始まります

  • ある日、急に体調を崩された
  • 入院をきっかけに判断力が低下した
  • 亡くなってから初めて財産の全体像を知った

こうしたケースは、決して珍しくありません。


65歳・女性・相続人の立場で考えてみましょう

ここで、あなた自身の立場を少し具体的にイメージしてみてください。

あなたは65歳。
定年退職を終え、今は無理のない範囲でパートをしながら生活しています。
性格はおだやかで、人の話を素直に聞ける、明るい方。

親御さんは80代。
都内にご自宅があり、さらに都内にいくつか不動産を所有しています。
預貯金や金融資産も、ある程度はお持ちです。

相続人は、

  • 親の配偶者
  • 子ども2人(あなたとご兄弟)

このような状況です。

一見すると、

「特別に問題があるようには見えない」
そう感じるかもしれません。

ですが、この条件こそ、相続で「困りやすい」典型的なケースなのです。


都心部の相続で特に注意すべきポイント

不動産の評価額が非常に高い

新宿区・千代田区・文京区は、全国でもトップクラスに地価が高いエリアです。

  • 昔購入した自宅
  • 長年保有している土地
  • 賃貸用のマンションやアパート

これらは、購入当時の感覚とはまったく違う金額で評価されます。

その結果、

「そんなに財産があるつもりはなかったのに、相続税がかかる」

という事態が起こります。


相続税は「現金」で支払う必要がある

相続税は、不動産で納めることはできません。
原則として現金で一括納付が必要です。

つまり、

  • 財産の多くが不動産
  • 現金はそれほど多くない

この場合、
不動産を売却しないと相続税が払えない
という状況に陥ることもあります。


相続人同士で話し合いが難しくなる

相続が始まると、次のような話が避けられません。

  • 誰がどの不動産を引き継ぐのか
  • 売るのか、残すのか
  • 公平に分けられているのか

普段は仲の良い兄弟姉妹でも、
相続の話になると感情が絡み、関係がこじれることがあります。

これは、誰が悪いわけでもありません
「準備がされていなかった」ことが原因なのです。


生前の相続対策をしないと、何が起こるのか

① 相続税が必要以上に高くなる

生前にできる相続対策を行っていないと、

  • 本来使えた特例が使えない
  • 不要な税金を払うことになる

というケースが多くあります。

相続税は、「知らなかった」では済まされません。


② 家族が「決断」を迫られる

親が亡くなった直後は、

  • 心の整理がついていない
  • 手続きが山ほどある
  • 冷静な判断が難しい

そんな中で、

「家をどうするか」
「財産をどう分けるか」

という重い決断を迫られます。

これは、相続人にとって非常につらい時間です。


③ 「もっと話しておけばよかった」と後悔する

多くの方が、相続後にこうおっしゃいます。

「親がどうしたかったのか、聞いておけばよかった」

生前に話し合う時間があれば、
防げた後悔は少なくありません。


相続対策は「親のため」だけではありません

相続対策というと、

  • 親が考えるもの
  • 相続人は口出ししづらい

そう思われがちです。

しかし、実際には
相続人の不安を減らすための準備でもあります。

親が元気なうちに、

  • 財産の全体像を整理する
  • 考えを言葉にしてもらう
  • 方向性を共有する

これだけでも、相続は大きく変わります。


50代から始める相続対策の基本ステップ

ステップ1:財産を「見える化」する

まずは、

  • 不動産
  • 預貯金
  • 保険
  • 有価証券
  • 借入金

を整理します。

「だいたいわかっている」ではなく、
一度きちんと確認することが重要です。


ステップ2:相続税がかかるか確認する

相続税には基礎控除がありますが、
都心部では簡単に超えてしまうケースが多いです。

「うちは大丈夫」と思っている方ほど、
一度確認してみることをおすすめします。


ステップ3:生前対策の選択肢を知る

生前の相続対策には、

  • 遺言書
  • 生前贈与
  • 生命保険
  • 不動産の整理
  • 家族信託

など、さまざまな方法があります。

大切なのは、
ご家庭の状況に合った方法を選ぶことです。


なぜ専門家への相談が必要なのか

相続は、

  • 税金
  • 法律
  • 不動産
  • 家族関係

これらが複雑に絡み合います。

一人で考えるには、どうしても限界があります。

専門家に相談することで、

  • 今の状況が整理できる
  • 何をすべきかが明確になる
  • 不安が安心に変わる

こうした変化を感じていただけるはずです。


最後に:相続対策は「安心」をつくる準備です

相続対策は、決して特別な人だけのものではありません。

  • 家族を大切に思う気持ち
  • 迷惑をかけたくないという思い
  • 自分自身の安心

その延長線上にあるのが、生前の相続対策です。

「まだ大丈夫」と思っている今こそが、
実は一番、余裕をもって準備できるタイミングです。


個別相談のご案内

新宿区・千代田区・文京区を中心に、
相続診断士・プライベートコンサルタントとして
個別相談を行っています。

  • 何から始めればいいかわからない
  • 相続税がどれくらいかかるのか知りたい
  • 親にどう切り出せばいいか悩んでいる

どんな内容でも構いません。
まずはお話を聞かせてください。

「相談してよかった」
そう思っていただける時間をお約束します。

ぜひ、個別相談へお申し込みください。

相続診断士・プライベートコンサルタント
乾 浩一