二次相続で後悔する人が多い理由とは?

こんにちは。
新宿区・千代田区・文京区を中心に相続相談を行っております、
相続診断士・プライベートコンサルタントの乾浩一です。

相続のご相談を受けていると、
実は最も多い後悔の声があります。

それは、
「二次相続まで考えていなかった」
という言葉です。

  • 「一次相続のときは、とにかく目の前の手続きで精一杯でした」
  • 「配偶者に多く相続させた方が安心だと思っていました」
  • 「まさか、二回目の相続でこんなに大変になるとは…」

このようなお話は、
決して特別なご家庭のものではありません。

むしろ、
ごく普通のご家庭ほど、二次相続で後悔しやすい
と感じています。

この記事では、

  • そもそも二次相続とは何か
  • なぜ多くの人が二次相続で後悔するのか
  • 一次相続のときに、何を見落としがちなのか
  • 新宿区・千代田区・文京区で特に起こりやすい問題
  • 今からできる二次相続対策とは何か

を、相続の知識がない方にも分かるよう、
やさしく、丁寧に解説していきます。


そもそも「二次相続」とは?

相続は、多くの場合、
一度で終わりません。

ご夫婦の場合、

  1. まず、どちらか一方が亡くなる(一次相続)
  2. その後、残された配偶者が亡くなる(二次相続)

という流れになります。

一次相続では、

  • 配偶者
  • 子ども

が相続人になります。

二次相続では、

  • 配偶者はいない
  • 子どもだけが相続人

というケースがほとんどです。

この違いが、
大きな落とし穴になります。


なぜ二次相続で後悔する人が多いのか

結論からお伝えすると、
理由はとてもシンプルです。

一次相続のときに、
二次相続を「考えていない」から

これに尽きます。

しかし、
具体的にはいくつもの理由が重なっています。


理由① 一次相続は「配偶者優先」で考えがち

一次相続では、
多くの方がこう考えます。

  • 「配偶者が生活に困らないように」
  • 「税金もかからない方がいい」
  • 「とりあえず配偶者に多く渡しておこう」

これは、
決して間違った考え方ではありません。

実際、税制上も、

  • 配偶者特例

があり、
一次相続では相続税が
ほとんどかからない
ケースも多くあります。

しかし、
この判断が
二次相続で大きな後悔につながる
ことがあるのです。


理由② 二次相続では「配偶者特例」が使えない

一次相続では使えた
配偶者特例

しかし、
二次相続では、

配偶者がいないため、
この特例は使えません。

その結果、

  • 一次相続では相続税ゼロ
  • 二次相続で、いきなり多額の相続税

というケースが、
本当に多く見られます。


理由③ 相続人の数が減る

相続税には、
基礎控除があります。

基礎控除の計算式は、

3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数

一次相続では、

  • 配偶者
  • 子ども2人

合計3人が相続人。

二次相続では、

  • 子ども2人のみ

相続人は2人になります。

つまり、

基礎控除額が減る

ということです。

これも、
二次相続の税負担が重くなる
大きな理由のひとつです。


理由④ 財産が配偶者に集中している

一次相続で、

  • 自宅
  • 不動産
  • 現金

を、
ほぼすべて配偶者が相続した場合。

二次相続では、

その全財産が、
子どもたちに一気に相続される

ことになります。

結果として、

  • 課税対象額が大きくなる
  • 税率も上がる

という事態が起こります。


理由⑤ 二次相続は「時間の余裕」がないことが多い

一次相続の後、
配偶者は高齢になっていきます。

  • 判断力の低下
  • 認知症リスク
  • 体力の問題

こうした事情から、

「二次相続の対策を考えようと思ったときには、
もう動けなかった」

という声も、
非常に多いのです。


新宿区・千代田区・文京区で二次相続が特に難しい理由

このエリアの相続には、
特有の事情があります。


不動産評価が非常に高い

  • 自宅の土地だけで数億円
  • 先祖代々の土地が残っている

こうしたケースでは、

二次相続の相続税が
数千万円〜億単位になる

ことも、
決して珍しくありません。


不動産が「分けにくい」

  • 自宅は一つ
  • 収益不動産も簡単に分割できない

結果として、

  • 誰が相続するか
  • どう代償するか

で、
兄弟姉妹の関係が
ぎくしゃくするケースもあります。


65歳・女性・一次相続を終えた立場で考えてみましょう

あなたは65歳。
すでに、
お父様の相続(一次相続)を終えています。

  • お母様は健在
  • 都内に自宅
  • いくつかの不動産
  • 金融資産もある程度

相続人は、

  • お母様
  • 子ども2人(あなたとご兄弟)

一次相続では、

  • 税金を抑えること
  • お母様の生活を守ること

を優先し、
大きな問題なく終わりました。

しかし、
ここで安心してしまう方が
非常に多いのです。


「二次相続は、まだ先」の落とし穴

よく聞く言葉があります。

  • 「まだ元気だから大丈夫」
  • 「そのときになったら考えればいい」

しかし、
相続対策は、

元気なうちにしかできないこと
が多くあります。

特に、

  • 遺言書
  • 生前贈与
  • 不動産の整理

は、
判断力と体力が必要です。


二次相続でよくある「後悔の具体例」

後悔① もっと早く分け方を考えておけばよかった

  • 自宅を誰が相続するか
  • 売却するか、住み続けるか

これを決めないまま
二次相続を迎え、
兄弟間で揉めてしまうケース。


後悔② 税金がこんなにかかるとは思わなかった

一次相続で税金がかからなかったため、

「二回目も同じだと思っていた」

というケース。

二次相続で初めて、
相続税の重さを実感する方が
本当に多いです。


後悔③ 母に負担をかけてしまった

本来は、

  • 子ども世代が
  • 事前に準備すべきこと

を、

「何も決めていなかったために、
高齢の母に判断を迫る」

ことになってしまった、
という後悔もあります。


二次相続は「一次相続の時点」で決まる

ここで、
最も重要なことをお伝えします。

二次相続の結果は、
一次相続のときの選択で、
ほぼ決まります。

  • 誰が何を相続したか
  • どの特例を使ったか
  • 何を先送りにしたか

これらが、
そのまま二次相続に影響します。


二次相続対策で大切な視点

① 一次・二次を「セット」で考える

  • 今の税金
  • 将来の税金

を、
両方見据える必要があります。


② 不動産をどう残すかを考える

  • 誰が住むのか
  • 売却するのか
  • 共有にするのか

不動産は、
二次相続の最大のテーマです。


③ 家族関係を前提に考える

  • 兄弟仲
  • 介護の状況
  • 将来の生活

数字だけでなく、
人の気持ちも含めて考えることが大切です。


「二次相続の相談」は、決して早すぎない

相談現場で、
よく聞く言葉があります。

「こんな相談、まだ早いですよね?」

答えは、
いいえ、決して早くありません。

むしろ、

少し早いくらいが、ちょうどいい

それが、
二次相続対策です。


専門家に相談する意味

二次相続は、

  • 税金
  • 不動産
  • 家族関係

すべてが絡み合います。

一人で考えるには、
あまりにも複雑です。


個別相談のご案内(二次相続対策)

新宿区・千代田区・文京区を中心に、
相続診断士・プライベートコンサルタントとして、
二次相続を見据えた個別相談を行っています。

  • 一次相続は終わったが、この先が不安
  • 二次相続でどれくらい税金がかかるか知りたい
  • 今からできる対策を整理したい

どんな内容でも構いません。
難しい言葉は使わず、
あなたのご家庭に合った形で、
一緒に考えていきます。

「あのとき相談しておいて、本当によかった」
そう思っていただけるよう、
丁寧にサポートいたします。

相続診断士・プライベートコンサルタント
乾 浩一